--卒業式--
 ありったけの勇気を振り絞り、乾いた口から搾り出す
ように出た言葉…そんなありふれた告白から始まった
恋愛模様…。「ずっと、きみのことが……好き、だった…」
三年間想いつづけた憧れの彼女に告白した信士。
その想いが成就した瞬間から物語は始まる。
高校を卒業して一年間、大学に通いながら環との
関係を深めてきた信士だが、いつまでも他人行儀な
所を環に責められ、遂に始めての夜を迎える事に...。


 そんなある日、信士のアパートにバレンタインの
贈り物が届く。他の女性からの物だと環はやきもちを
焼くが差出人は二人のよく知る沢田綾からの物
であった。沢田綾は、環の父が勤める病院に
入院している女の子で信士と誕生日が同じという事も
あって環と信士のカップルに慕っていた。
余命わずかな綾は勇気を振り絞り、本当の気持ちを
環と信士に伝え想い出を胸に抱きしめて残りわずかな
人生を生きようと決心する。やり切れない気持ちのまま
信士と環、そして綾の関係は終わりを迎えるその時まで
過ごすのであった。


 季節は変わり、環とスキー旅行に出かけた先で信士は
霧島みらいに出会う。破天荒で大人の魅力あふれる
みらいに信士はたじたじ気味。半ば強引とも言える
みらいの誘惑に屈してしまい、大人の魅力に没頭して
しまう信士であった。環はそんな信士を責めるのだが...。結局、みらいとの関係は環にはばれずに
事無きを得、ほっと胸をなでおろす事に。


 今時の恋人同士にしてはじれったいほどの
二人の距離、そしてゆっくり感じる二人の恋の進展。
それから僕らはいくつかの季節を一緒に過ごした。
ずいぶん戸惑った事もあるけれど二人でいれば
笑いあえた。色々あった一年の終わりを告げる
除夜の鐘が鳴り響く中、二人はこれからの人生を...。

『ハートフルカレンダー』は卒業式当日。主人公『信士(しんじ)』の告白から始まります。

今作は1年を通して進展する『信士』と『環』の恋愛模様を描いたノベルタッチのAVGです。

1月の初詣、2月のバレンタイン…夏の海水浴、冬のスキー旅行等季節にちなんだ

イベントの連続で物語は進行します。(その他クリスマス、温泉旅行、雛祭り、花見、誕生日etc)

愛称で呼ぶのさえ躊躇してしまう程の純愛状態から始まり、物語が進行するにつれ徐々に

お互いを求めるようになっていきます。ゲームシステムはオーソドックスなコマンド選択式AVGを

採用しており、二人の微妙な心境の変化等を完全フルボイス(回想は除く)で表現していきます。

恋人のやきもちや自分勝手な行動は本来なら鬱陶しいものですが時には心地よく感じる事が

あるはずです。「ハートフルカレンダー」はそういった日常生活を一年を通して

主人公「信士」の視点から「純愛」を楽しむゲームとなっております。友達関係のような恋愛から

徐々に甘い恋愛へ進んでいく模様に注目してください。